壬申戸籍(じんしんこせき)

【壬申戸籍】(じんしんこせき):明治5年式戸籍
「壬申戸籍」は、明治5年に施行された日本で最初の戸籍制度のもとに作られた戸籍です。
しかし、「壬申戸籍」は、当時の身分や職業までもが記載されていたため、後にとても問題のある戸籍ともなりました。昭和43年に被差別部落民かどうかを探り出すためにこの戸籍が用いられようとした事件が発覚し、これが人権侵害の点から大変な問題となって閲覧や謄本の発行が禁止となり廃棄処分※となった経緯があります。
※「廃棄処分」は実際に焼却や裁断して捨てられたわけではなく、各地方の法務局に厳重な管理のもと保管されています。

 

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