本籍地は自由に決められる。「本籍」の本当の役割

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結婚や転籍によって新たな戸籍が編製されるのですが、実は全国どこでも自由に本籍を決めることができます。
もちろん縁もゆかりもない土地であっても可能です。

 

「本籍」の本当の役割

実はこの「本籍地番」自体には、住所のような概念がなく単なる漢字の羅列程度しか意味がありません。
本籍地と名前は「インデックス」=本人を確認する「見出し」のような役割をしているだけなのです。
かつての戸籍制度は、居住地と身分を証明する制度が一つしかありませんでした。
その後「戸籍」と「住所登録」に分かれた後も戸籍における「本籍」は、以前の住所のような名残を残したまま現代まで続いているのです。

したがって本籍と名前が重複しない限り自由に戸籍を定める事が可能となっています。

 

日本で一番有名な「本籍地」

ちなみに有名な本籍地として「東京都千代田区千代田1番1」というのがあります。
ここは実際の皇居の住所に該当するのですが、多くの人がここを本籍地として登録をしています。
もちろん東京都以外の居住者であっても可能です。また「東京都千代田区千代田1番1」に転籍するからと言って理由を尋ねられることもありません。

一番の利点は、憶えやすいというところでしょうか。

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